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不器用な男達

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私は昭和111月の生まれ昭和初期に生まれ、戦中・戦後・現代と昭和・平成・〇〇と3代を生きる筈です。

僅か45年の誕生日の違いで性格が大きく違うようです。
戦前・戦中の教育を受けた男性には不器用な男が多く見られます。

「寅さん」は極端にしても自分の心情を抑えるタイプの男は珍しくありません。

私の父もそうでした、昭和21年の春、重篤な病に伏せる母が「内地に帰る時は連れて帰って」と頼む母に「歩けないなら置いて帰る」と話す父を冷酷過ぎると恨みました。

その後で「お母さん僕が背負って帰るから心配しないで」と言うと、小さな声で「有難う、何とか歩けるようになるね」と言った言葉を忘れる事が出来ません。

医者もいない時代、5月に母が6月に末妹も8ヵ月で亡くなり荼毘に付して遺骨で日本内地に帰りました。

3年後には父も亡くなり父との会話も無い儘にあの冷たい会話だけが残りました。

然し、長じて自分も父親になり息子との会話が少ない事に気付きます。

顧みて思えば「置いて帰る」の言葉も「元気になれよ」との言葉だったのです。


現地で亡くなった肉親を山に埋めて埋葬した方々の話を聞くと荼毘の薪を探し回り僧侶を探した苦労に思い至ります。


不器用な男はセクハラもパワハラも無縁です。

ただあるのは弱者を守ると言う意識です。現代社会では誰が弱者か判りませんが・・・



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by tabibitohide | 2018-05-29 21:27 | Trackback | Comments(0)