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「夢」と言う言葉は便利で不思議な日本語である。
若者から聞く夢には願望・希望・・未来の明るさが見える。
私が話す「夢」本当に寝ている時間に見る夢である。高齢者が昼間に見るのは、空想・妄想であり可能性のない夢物語に過ぎない。
最近、私の夢に出て来るのは亡くなった人ばかりである。健在な人々は決して現れない。考えて見れば夢に出るのは、長い年月、関係があった人々である。
父も母も滅多に表れない、母と暮らしたのは10年、父とは14年、物心がついてからはもっと少ない時間であろう。
人間の記憶の底には接した時間が長いほど多くの記憶が刻まれているに違いない。
59歳で亡くなった末妹が病床で言った言葉を思い出す「兄さん、私はお父さんの顔もお母さんの顔も覚えていない、あの世に行っても会えないよ」
母とは4歳で、父とは7歳で死別した妹には両親の記憶の欠片も残っていなかったのであろう、今更ながら哀れさを覚える。


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by tabibitohide | 2016-03-13 21:22 | Trackback | Comments(0)

秋の訪れ(萩)


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