杭打ち偽装問題
2015年 11月 01日
人生最大の買い物を清水の舞台から飛び降りる思いで踏切った方々の憤懣は筆舌に尽くせぬ事であろう。考えてみればこの問題は旭化成建材、一企業の問題とは思われない。
建設業界に限った問題では無いが大中小に問わず各企業は人員削減に努め管理部門を自社社員として現場部門を外注にシフトしている。
結果、多くの零細企業が誕生し、現場は下請け企業の従業員のみで動いている。
杭打ち業界も全国で500社以上で従業員10人未満の企業が多いと聞き及ぶ。当初は管理部門の担当者も現場を熟知していたであろうが何時しか現場を知らない管理部門になり下請け丸投げ状態が進行中と考えられる。
下請け業者は一社のみで無く各社から受注しているであろう。
昔から下請けは行われていたがトンネル掘削・石垣造成等、特殊な技術を持つ集団は全国移動して工事を行っていた、然るに現在は経費節減のために行はれいると思われる。
この問題は建設業界の問題に留まらず人材派遣会社等にみられる非正規社員問題にも連なる日本の製造業の将来にも繋がる問題に違いない。
by tabibitohide
| 2015-11-01 18:57
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