記憶に残る人々
2016年 04月 03日
私の人生で出会った方は何人になるのだろう。
数多くの人の中には強く印象に残る方々がある。
その中のお一人「菅谷政夫」氏、ネグロス電工株式会社 初代社長である。
一般には馴染みのない電気材料メーカー創業者で故人である。
電気設備工事に携わる人々が必ず手にする製品の開発者である。社名の由来はフイリッピン、ネグロス島の守備隊
で600人の大隊中、生存者僅か50数名という激戦を生き抜き生還、戦死した戦友の分まで生きると決めて名付けたと聞く。営業は部下に任せ常に工場で研究に没頭する寡黙な方であった。
私も一度お会いしただけであるが、二人きりで長い時間お話しした。話の内容は他愛の無い話であったが、その後お会いする機会も無く過ごしたが何くれとなく気にかけて戴いた。
その会社の役員のかたがたからは社長が社外の人と長話をするのを初めて見たと驚かれたことを思い出す。
ただ一度の出会いでも生涯思い出す人も居るという事を常に思い出す。
by tabibitohide
| 2016-04-03 22:53
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